Macのシリアルコネクタ(GeoPort)は９番目のピンに＋５Ｖ(500mA:MAX)の出力が出ています。　外付けの56K MODEMの電源供給をこの+5Vでまかなってしまえれば、MODEMのACアダプタをなくすことができそうです！

MODEM側の内部を調べてみると7805のレギュレータが入っており、内部は完全に+5V単一で動いていることがわかりました。
これならGeoPortの+5Vで動かせるかも！？

気になるMODEMの+5Vの消費電流は300〜500mAで、ギリギリのようです。

GeoPortは最大で500mAなので電流値にはもう少し余裕を持たせたいところ。そこで8個のLEDを高輝度LEDに交換し、電流を思いきり下げてみました。

100Ωでは4V/100＝40mAが８個で最大320mA、全部1000Ωに変更すると、320mA→32mAで最大280mAもPeakを下げられるわけです。

9ピンのMacのGeoPort用のコネクタってどこにも売ってませんね。仕方ないので8ピンのものを分解して9ピン目を埋め込んで作ってしまいました。

ハンダの熱でピンを押し込んで作ったんです。　なかなかうまく加工できました。

ケーブルは通常のモデム用ストレート結線に加えて、RS-232Cの10ピンに+5Vを出します。

これをMODEM側でダイオードを介して内部+5Vに接続するのです。もちろんイザと言う時にはACアダプタも使えます。